俺はまだ、観覧車の中。
最後に美海が言った言葉。
「拓海、愛してる。美海を好きになってくれて、ありがとう…。バイバイ、拓海。ううん、お兄ちゃん」
流していた、大粒の涙。
拭いたかったよ。
拭ってあがれなくて、ごめんな。
『ぅぅッ美海ッ…ッ…ぁ…』
美海、俺もお前のことを愛していたよ。
なぁ、美海?
どうして俺たちは…兄妹として生まれてしまったのだろう?
兄妹として生まれなかったら…俺たちは純粋に愛せたのに。
普通に…恋愛できたのに…。
俺は、この残酷な運命を…。
こんな運命に導いた神様を…恨んだ。
『美海…愛してるよ…』
この1周の間だけ、泣かせてくれ…。
地上に着いたら…俺はお前の兄貴に戻るから。
最後に美海が言った言葉。
「拓海、愛してる。美海を好きになってくれて、ありがとう…。バイバイ、拓海。ううん、お兄ちゃん」
流していた、大粒の涙。
拭いたかったよ。
拭ってあがれなくて、ごめんな。
『ぅぅッ美海ッ…ッ…ぁ…』
美海、俺もお前のことを愛していたよ。
なぁ、美海?
どうして俺たちは…兄妹として生まれてしまったのだろう?
兄妹として生まれなかったら…俺たちは純粋に愛せたのに。
普通に…恋愛できたのに…。
俺は、この残酷な運命を…。
こんな運命に導いた神様を…恨んだ。
『美海…愛してるよ…』
この1周の間だけ、泣かせてくれ…。
地上に着いたら…俺はお前の兄貴に戻るから。

