【完】禁断の恋

気付いてもらえて、嬉しくて…。
今、この笑顔は、俺だけに向けているもので…。

「あ、お礼したい!何がいい?」
美海が、とても愛しくて…。

『じゃぁ、今度買い物付きって』
「了解♪あ、授業始まるね、バイバイ」
『ん』
美海はまた教室へ戻って行った。

美海を、手放したくない…。

俺って、こんなに独占欲強かったんだ…。

けど、なんかあの時、どうしてか涙が出そうになった…。

『そろそろ我慢の限界か…?』

そんな独り言は、
チャイムで消された…。