「え……?」


いきなり名前を呼ばれた………


「霞乃ちゃんと呼んでいい?」

椎咲嬢は少し優しそうな顔で聞いてきた
だから、無意識に頷いていた


「じゃぁ、霞乃ちゃん、私と友達になってくれない?」


私の話など一切無視して聞いてきた


「私、友達がいないの……だから貴女と友達になりたいの」


また優しそうな顔
でも少しその笑顔に悲しさもあった