君ニ恋シテル

逞くんは携帯をポケットにしまうと、早口で注文を言ってきた。


「えーっと、じゃあ苺ショート10個と…チョコレートケーキ10個!下さい!」

えっ!そんなに!?


「おい逞、そんなに買うの?」

「機嫌とりのためだよ。
浩ちゃんとスタッフのぶんも買ってかなきゃ」

てっちゃんの言葉に逞くんはたんたんと答える。