夕暮れ時、 そろそろ忙しくなる時間。 アタシは制服に着替えて厨房へ行って挨拶する。 「こんにちはー」 「ああ、 こんにちは、伊織さん」 バイトしてると気がまぎれる。 学校に居るとコウセイがいるから。 でもここは学校と関わりのあるひとはいない。 こないだの昼休みのコウセイと彼の友人との会話。 思い出しては情けなくてなんとも言えない気分になるけれど。