いっつもスーツ着てるとこしか見てないから私服姿とか想像つかない。 休日もスーツだったりして。 変なの。 ありえないだろう。 でも なんかちょっとおかしい。 「コハルちゃんは?」 彼女の声に顔を上げる。 外は寒いだろうけど晴れてるせいか窓から日差しが入り暖かい。 「んー、 難しいことはよくわからないですけど。 でも彼は彼に変わりないですから…」 別に彼がどんなすごいひとだってかまわない。