そして 彼女は注文したハーブティを飲んで言葉を続ける。 「それでどうして頭取の息子として、 でしか周りの人間は自分のことをみないんだろう、 どうして自分自身をちゃんとみてくれないんだろうかって よく言ってた」 彼女のその言葉で思い出した。 アタシが背が高いこと気にしてた… あのとき。 彼は外見や環境だけで本当のその人間はわからないってそう言った。 きっと彼もアタシと別のところで。 そんな想いしてきたんだ。