「なんや?それ?」 ふと聞こえた声。 それと同時に目の前にあるカフリンクスが消える。 「あっ!」 見るとコウセイがカフリンクスを取り上げて上にかざしてじっと見つめている。 どうして彼がここに…? 「ちょっと…! 返してーやっ!」 アタシは思わず大きな声で言う。 「なんでこんなもんコハルが持ってんねん? しかもブランドもんちゃうんけ?」 不思議そうな顔をして彼は聞く。