練習中、なぜだか私は目眩がした。 さっきまで平気だったのに…。 早退させてもらうか。 近くにあった鞄を持ち、着替えに向かおうとした時だった。 視界が真っ白に染まっていった。 バタン 真琴は倒れた。 「「真琴!?」」 遂に行ってしまったか。 だが、‘昔’の自分達を助ける為だ。 少しくらいは我慢してやる。 「がんばってこい。」 「無茶、しないでよ」 残された二人がつぶやいた。