そこで違ったのは、私がこういう性格であるが為、親も良い根性をしていた。
親は借金のカタに、自ら一人娘であるわたしを目の前の男に差し出したのだ。
男は金融会社の他、いわゆる闇や裏に関わるヤバイ仕事をたくさんしているヤツだった。
しかし歳は現38歳、わたしより20も上だ。
でもまだ結婚していなかったらしい。
…まあ、大人の付き合いをしている女性は大量にいただろうけど。
「キサマもおかしなヤツだな! 何で本当に借金のカタに私を引き受けたんだよ」
「ん? まあ面白そうだと思ったからだ」
そう言って私の隣にドカッと腰を下ろした。
ちなみに今いる場所は、コイツの家の一室。
和室で、今は夜。
…なので、寝室には二組みの布団が敷かれていた。
けれど私はコイツと一緒がイヤで、暴れまくっている。
「お前ほど気の強い女も珍しい。オレの容姿にも金にも惹かれないとは、な」
「キサマは自意識過剰過ぎるんだよ。いくら容姿が良くて、金を持っていても、その強引さはいただけない」
親は借金のカタに、自ら一人娘であるわたしを目の前の男に差し出したのだ。
男は金融会社の他、いわゆる闇や裏に関わるヤバイ仕事をたくさんしているヤツだった。
しかし歳は現38歳、わたしより20も上だ。
でもまだ結婚していなかったらしい。
…まあ、大人の付き合いをしている女性は大量にいただろうけど。
「キサマもおかしなヤツだな! 何で本当に借金のカタに私を引き受けたんだよ」
「ん? まあ面白そうだと思ったからだ」
そう言って私の隣にドカッと腰を下ろした。
ちなみに今いる場所は、コイツの家の一室。
和室で、今は夜。
…なので、寝室には二組みの布団が敷かれていた。
けれど私はコイツと一緒がイヤで、暴れまくっている。
「お前ほど気の強い女も珍しい。オレの容姿にも金にも惹かれないとは、な」
「キサマは自意識過剰過ぎるんだよ。いくら容姿が良くて、金を持っていても、その強引さはいただけない」