純恋〜スミレ〜【完】


「……――白石純恋!!お前が授業中にするのは、居眠りかメールかお喋りしかないのか!?教科書を開け、教科書を!!」


教壇の上にいる数学の先生が手に持ったチョークを振りかざしながら、あたしを怒鳴りつける。


あーあ、一番前の席の子、可哀想。


絶対、唾飛びまくりじゃん。


いつもガミガミ口うるさいし、タバコ臭くて生徒に嫌われてる先生。


お腹なんて信じられないくらいブヨブヨだし、いつも寝癖ついてるし、だらしなさすぎ。


あたしも例外なく先生が嫌いだったけど、今は……嫌いじゃないよ。