あたしは、あの日を境に優輝からの連絡を一方的に断った。


どんな顔をして優輝に会えばいいのか、


どんな声で優輝と話せばいいのか


自分でも分からなくなっていたから。



だけど、家にいても学校にいても。


何をしていても、誰と一緒にいても。


頭の片隅には優輝の姿がある。



ねぇ、優輝。


優輝は今、何を思ってる……?


優輝の頭の片隅にも、まだあたしという人間は存在しますか……?