「いいですっ! すぐだから」 言い捨てて、走り出す。 幸い、二人は追ってこなかったけど・・・。 角をまがって、公園から見えない位置に来て、私は足を止めた。 ・・・なんだか、やっぱり、男の子ってよくわからない。 なにを考えてるんだろう? 優しいかと思えば、すくに怒ったりもするし・・・。 それに・・・ おれはっーーーって、あの後、何を言おうとしたのだろう? 光くん。 あの、真剣な表情はしばらく、頭の中から消えそうになかった。