「悪い!!迎えに行けなくて。さ、行こうか」
…へ?
怖くて目を瞑りながら走る私の右腕をいきなり誰かに引っ張られた。
「…ゃっ!」
びっくりして掴まれた腕を振り払おうとする私。
「シッ」
腕を掴むその人は、そのまま私を引っ張り歩き出した。
な、なに?
「後ろから君を追いかけてきてる男がいる。気付いてる?」
静かにそう言うその人。
え?
この人はさっき私を追いかけてきてた人じゃないの?
そう思って耳を澄ませると、確かにまだ後ろから足音がする。
「まだ着いてきてる。とりあえず君を明るい通りまで連れて行くから、それまで振り返らないでこのままで。」
「は、はい」
いきなりの展開だからよく解らないけど、助けてくれているんだよね・・・?

