「ありがとうございました!」 レストランに勤めるリカは、昼のピークをやっと乗り切り、一息つこうとしていた。 松浦君に助けられた日、連絡先を交換したけれど、今のところ何も連絡はない。 そりゃそうだよ。 別居しているとはいえ、奥さんがいて、私にも彼氏がいて。 そう簡単に連絡なんてできないよ。 だから、私も連絡しない。 このまま来なかったら、それはそれでいいと思う。 あまり話をして、昔の気持ちを思い出したらいけない気がするから。