眠りの聲(こえ)―宗久シリーズ小咄2―のレビュー一覧
4.8
人は生きることに意味を求める生き物であり、そんなものを求めるのはまた、人だけである。 風がやさしいであるとか。 花が美しいであるとか。 笑顔があたたかいであるとか。 それはきっと、誰かと胸の内を共有したいからなのだろう。 そしてそれは、声に出さなければ誰にも届かない。 何もいわずとも伝わることがあるのは、それまで相手に伝え続けたものが降り積もって、ようやく叶うものなのだ。 そんな当たり前だけれども、忘れがちで、しかし大切なことを今一度気付かせてくれる物語です。
人は生きることに意味を求める生き物であり、そんなものを求めるのはまた、人だけである。
風がやさしいであるとか。
花が美しいであるとか。
笑顔があたたかいであるとか。
それはきっと、誰かと胸の内を共有したいからなのだろう。
そしてそれは、声に出さなければ誰にも届かない。
何もいわずとも伝わることがあるのは、それまで相手に伝え続けたものが降り積もって、ようやく叶うものなのだ。
そんな当たり前だけれども、忘れがちで、しかし大切なことを今一度気付かせてくれる物語です。
川面の流れに乗るような生き生きとした文章は、読んでいて終始心地よかった。
主人公は、ある理由から散歩にでるが、我々の悩みや色々な葛藤を、そこで出会う教え子に投影させることで、背中を優しく押し励まされる作品だと思ったのが、中盤である。
しかし、それは、この物語全体の本質ではなかった。
終盤に見せるそのヒネリは、読者の胸を鷲摑(わしづか)みにするに違いない。
ゾックと鳥肌が立ちそうでもあり、この読者を翻弄(ほんろう)する上手い肩透かしは、前半のほのぼのとした構成あっての技であると感服せずにはいられなかった。
美しい言葉。 雰囲気はしっとりとしていて、それでいてスネた妻の存在が、よい感じのスパイスとして効いています。 でも、話の本筋はそこではなかった。 スペースが多いことは、この際忘れてしまおう。 私は、他の作品も読みたくなりました。 如何ですか? お勧め致します。
美しい言葉。
雰囲気はしっとりとしていて、それでいてスネた妻の存在が、よい感じのスパイスとして効いています。
でも、話の本筋はそこではなかった。
スペースが多いことは、この際忘れてしまおう。
私は、他の作品も読みたくなりました。
如何ですか?
お勧め致します。
堅く心を閉ざし、眠りの国に閉じこもってしまった人に、主人公の想いを乗せた声は届くのか…。 人は誰しも現状に悩み、あれこれと考え込んでしまうもの。 その場に立ち止まっている人、一歩目を模索している人、一歩目を踏み出そうとしている人、そんな人達に読んで頂きたい作品です。
堅く心を閉ざし、眠りの国に閉じこもってしまった人に、主人公の想いを乗せた声は届くのか…。
人は誰しも現状に悩み、あれこれと考え込んでしまうもの。
その場に立ち止まっている人、一歩目を模索している人、一歩目を踏み出そうとしている人、そんな人達に読んで頂きたい作品です。
−幸せは夢の中ではなく この世にあってこそ 見る事ができるものだ− これは作者がこの作品の表紙に書いた言葉です。 全てはこの言葉に尽きます。 宗久シリーズはとにかく美しい。 そして心に温かいのです。
−幸せは夢の中ではなく
この世にあってこそ
見る事ができるものだ−
これは作者がこの作品の表紙に書いた言葉です。
全てはこの言葉に尽きます。
宗久シリーズはとにかく美しい。
そして心に温かいのです。
細やかな心理もよく伝わったし、良かったです。 でも、この著者の他の作品がもっと凄いから★4つ!
細やかな心理もよく伝わったし、良かったです。
でも、この著者の他の作品がもっと凄いから★4つ!
知ってる人は知っている宗久シリーズ。 今回は、宗久の過去や、妻との少しドキドキするも微笑ましいエピソード、そして謎の少女を情緒豊かに書き綴っている。 短編にも関わらず、ホゥ〜っと溜息の出るような描写に、大満足の作品です。 是非、『6月の蛍』から読まれる事をお勧めします!
知ってる人は知っている宗久シリーズ。
今回は、宗久の過去や、妻との少しドキドキするも微笑ましいエピソード、そして謎の少女を情緒豊かに書き綴っている。
短編にも関わらず、ホゥ〜っと溜息の出るような描写に、大満足の作品です。
是非、『6月の蛍』から読まれる事をお勧めします!
この世のあらゆるものに宿る魂や、たゆたう想い。 不思議なものたちに語りかける力を持った、新庄宗久シリーズ第三弾。 バレンタインの夜、愛しい妻とのささいな喧嘩で、夜の道を散歩するはめになった宗久。 彼の前に現れた少女もまた、ある秘密を抱えていた―。 傷ついた幼い心への優しさといたわりが、静かに胸に染みてきます。 冬の夜にしみじみと読んでいただきたい作品です。
この世のあらゆるものに宿る魂や、たゆたう想い。
不思議なものたちに語りかける力を持った、新庄宗久シリーズ第三弾。
バレンタインの夜、愛しい妻とのささいな喧嘩で、夜の道を散歩するはめになった宗久。
彼の前に現れた少女もまた、ある秘密を抱えていた―。
傷ついた幼い心への優しさといたわりが、静かに胸に染みてきます。
冬の夜にしみじみと読んでいただきたい作品です。