変な男の人に 出会ってから あっという間に 3日が経った 「浬音」 「なぁに?」 「俺今から出かけるから」 「1人?」 「いや、2人」 「珍しいね。庵が誰かと出かけるの」 「まぁな」 僕の瞳には 庵は少し 元気がないように写った 「浬音…柏には言うなよ」 「え?」 「心配させたくないから」 「…わかった」 庵は それだけ言うと カバンを持って 倉庫から 出て行った