あたしはまだ一個も食べてないのに、既に半分になってしまったたこ焼きを、呆然と見つめる。 本当にアイツには、自重というものを学んでいただきたい。 「…隙あり!」 『…っあぁ!』 ―…アイツとのデートが始まって、1時間。 だけどデートというのは、名ばかりで。 実際は、ただアイツの世話をしてるだけのようなもの。 普段と、何も変わらない。 態度も、声も、雰囲気も。 飲食店だってただのフードコートだし、服装もTシャツにショーパンと、手抜きな感じだ。