正直、アイツがこうやって、明るく振る舞ってくれて助かった。


アイツまで神妙な顔をしてたら、どうしていいかわからないもん。



冗談なのか、冗談じゃないのかよくわからないその言葉は、やっぱりムカつくけど。



だけど、それでも。

今アイツが隣にいてくれてよかったって、安心したんだ。



「みぃちゃんだって本当は、俺とデート出来て嬉しいくせに~。」

『嬉しくないわっ!』



ったく。どんだけ自意識過剰なのよ。