彼氏がいると読んで、リア充。 そんなリア充なあたしは、アイツとデートしてる暇などない。 『だって明日は、先輩とのデートの先約が入ってるんだもの!』 「へぇ~。」 『だから、デート件は取り消して』、と。 くるんとアイツに姿勢をむき直し、強めな口調で自分の意見を主張する。 その拍子に視界の真ん中へと映ったアイツは、いつもと変わらぬ様子で微笑んでいた。 「………で?」 『えっ?』 「拒否権はなしって、言ったはずだけど。」 まだそれを、ほじくり返すんですか。