全ての女の子に本気とか、そんなの絶対に無理なような気がするけど。 あからさま「女なんて暇つぶしだ」とか、口に出すような男よりはマシなのかもしれないな。 そして、アイツが本当に全ての女の子と本気だったのだと。 …刹那に、信じたい。 『……。』 「……。」 しばらく、無言が続いた。 部屋から溢れ出る音は、ラジカセから流れる音楽しかなくて。 音楽も、先程とは違う曲で、随分進んでる。 なんか、何をしていいのか、わからないや。