「んー、数えきれないけど、20人くらい?」 『うわー。』 マンガを取られたことに、若干拗ねながらも。 アイツは指折り数えて、質問に答えてくれる。 予想はしてたけど、改めて聞くと嫌な答えに、怪訝そうに眉を寄せるあたし。 アイツの答えに引きながらも、あたしは一番聞きたかった質問を口にした。 『じゃあ、その中で、本気だったのはどれくらい?』 ―…ずっと、気になっていた。 アイツが女の子とたくさん付き合っていたのは知ってたけど、その中身を知ることはなかったから。