「みーいーちゃん!」 『……。』 「ねぇねぇ、喋ろうよ~。」 ……うっざい。 無視してもなお五月蝿いアイツを、あたしは机に顔を伏せて徹底的にガード。 あの宣言の、翌日である今日。 奴は休み時間のたびに、あたしに話しかけてくる。 「授業中、寝てたんだから、休み時間くらい起きなきゃ。」 『……。』 「勉強だけでなく、人間性にも欠ける人になるよ?」 『……黙れ。』 本当に、コイツは。 満面の笑みでこんなことを口走るから、怖い。