『アンタはずっと、あたしの隣にいるんでしょ…?』 涙も混じったような、鼻にかかったような声を出すあたし。 苦しい。苦しい。 …くるしい。 颯が隣にいなくなるとわかった途端、こんなにも胸が苦しくなって。 颯がいなくなった生活を、日々を、想像したら怖くなったの。 …やだよ。 いなくならないでよ。 ずっとあたしの、そばにいて。 「…それは違うよ、みぃちゃん。」 『……っ。』 颯がまた、困ったように。 フッ、と。息をこすったように笑う。