なんで、こんなことするの。
なんであたしも、拒否しないの。



「…ずっと、」

『……。』

「ずっと、こうしたかった。」



温かくて、優しくて。

この温もりが、愛おしいと思ってるなんて。




『……颯!』



もう、グチャグチャだ。

心も、体も、張り裂けそうなくらい、ドキドキいってる。
状況が、いまいち把握できない。



―――…颯。

あたしたち、“幼なじみ”じゃないの?