こんなに優しいのに。 こんなに、いい奴なのに。 チャラチャラしてたら、勿体無いよ。 臆病になってたら、勿体無いよ。 ……大丈夫。 『だってみんな、颯の中身が大好きなんだから…っ!』 思いっきり、心の底から叫んだ。 熱くなる頬。 目頭の奥が、熱い。 「みぃちゃん…。」 恥ずかしいんだからね。 こんなこと、言うの。 いつもツンツンしてるからこそ、なおさら。 それでも、この事実だけはハッキリと伝えたくなったんだ。