「…ん?みぃちゃん、どうかした?」



あたしの視線に、気づいた颯。

目があってしまった視線を、慌ててそらす。



『べ、別に…!なんでもない…っ。』



―…ねぇ、颯。

アンタ、勿体無いよ。


今日1日颯を見てて、改めて気がついたこと。



『…っ、アンタはさぁ!』



気がついたら、口からでてた。
考えなしに言葉を紡いでしまうのは、あたしの悪いとこ。


わかってるけど止まらず、あたしは勢い任せに口ずさんでいく。