ムシャムシャするけど。 くすぐったい気持ちも、…あるけど。 だけど、これだけは言える。 あたしは他の女の子と、違う。 あたしは、アイツのことを好きになったわけでないと。 『……。』 「……。」 気づいたら、お互い言葉を発することをしなくなってて。 あたしを見ようとせず、問題集ばかり見つめているアイツが、 辺りに充満したポテトチップスの脂っこい、嫌な臭いが、 どんよりと、重たい空間を作っていく。