がむしゃらに、シャーペンを握りなおした。 あたしの頭にあるのは、英語の長文なんかじゃなくて、アイツの存在。 …アイツは、ずるい。 あんなこと言われなければ、 あんな風に宣言されなければ、 あたしは、アイツのこと気にもしなかったはずなのに。 「…なんだけど。みぃちゃん、聞いてる?」 『聞いてるし!』 なんとなく、気まずかった。 だけどアイツはきっと、気まずいとかそんなの一切思ってなくて。 あたしだけなんだと思うと、やっぱりムカつく。