こんなガサツな行動ができてしまうのも、アイツのことをなんとも思ってないから。 ―…ねぇ、そうなんでしょう? 『それより早く、説明の続き!』 「はいはい。」 それなのに、一瞬だけ笑顔が消えたアイツを見て、ポテチなんて開けなきゃよかったと思ったのは、なぜなんだろう。 モヤモヤを取り払うように、あたしは必死に参考書だけを見つめていた。 ━━GAME★06 仮面の王子さま (期限まで、あと5日。)