ほんの数キロ先は建物があり、津波の痕跡すらないのに……急に道端にガレキが見えて、建物がなくなってきた。 テレビでは見ていたけど、実際に目の前でその光景を見ると……視界が歪んでくる。 泣きたくない……。 泣いたら、もう進に会えなくなるような気がして、私は歯を食い縛りながら車を運転していた。 ガレキが横に積み重なっている道路を走り続けて、範囲内で一番大きくて情報センターの役割もある避難所へ到着した。