【続編】長男のカゴ

あたしには何も言わずに留学を決めた善。



わからない…。



善が何を思ってそんなことするのか…。



「あたしは…嫌われたんでしょうか…」

「それは藤間君に聞いてください。私は伝言を頼まれただけですよ」

「すみません、余計なことを言いました…」

「岩崎さん、あなたちゃんと食べてますか?2週間でずいぶんやせたんじゃないですか?」



だって…なにを食べてもおいしくないんだもん…。



食が細くなったのは事実だけど、自分が痩せた実感なんてなかった。



先生にそう言われた日、部屋にあった体重計に乗ると3キロ痩せていた。



これはちょっとヤバいかも…。



ちゃんと食べなきゃ…。



そう思っても、善を思うだけで胸が苦しくなってしまう。



なにも言わずに留学なんて、このまま連絡が来ないんじゃないかと思う…。



「怜様、明日は私が昼食を作ります」

「結城さんが…?」

「料理は得意なのですよ。食べたいモノはありますか?」



ジャンクフード…。