そして背を背けた。 またもやグイッと慶介に正面に向かされる。 「なんでそんな意地悪するの?」 私は問い掛ける。 急に意地悪くなった彼が少し怖かった。 でも急に優しくするから余計混乱する。 「可愛いから苛めたくなっただけ。ごめんね?急に。びっくりしたよね。でも嬉しかったんだ。羅夢に心開いて貰えたこと。」 と彼は照れながら言った。