幸せの滑走路




何分も電車に揺られふと見えた景色に目を見開く。



そこは“海”だった。



だけど海には行かなかった。



私達は海の周辺の小屋に入った。
海は寒かったから。


海が見える小屋で一休みをした。



「ここ何処なんだろ?」
「さぁ?二人の秘密基地かな?」



「秘密基地.....」





響きが特別に思えた。
二人で初めて来た場所。