幸せの滑走路


keisuke seid



初めて恋をした。


話したことも無い彼女に


いつも悲しそうで


誰とも話そうとしない


一匹狼な君に僕は恋をした。


君と話したくて 笑いたくて


気持ちを伝えたくて



あの日僕は部活の忘れ物を取りに教室に行った。


明かりは無くて誰も居ないと思って勢い良くドアを開け放した。



が、彼女がいた。



悲しい顔で空を見上げる少女が。