私は素直にうんと頷けなかった。 だってそれは偏見でしょ? 確かに友達を取ったかもしれないけどそれは昨日だけ。まさか川井くんが私の友達なんて有り得ないのだから。 「川井くんと話しちゃいけないって誰が決めたの?あたしは彼をあなた達から取ろうなんて思ってないし、もう話すこ とも無いと思うよ?」 「......」 「変な勘違いさせちゃってごめんね。もう関わらないからさ。」