幸せの滑走路




何度願ったか。
いい報告であってほしいと。




でも神様はあたしの願いを聞いてくれない。




病室に戻ると慶介のお姉さんがいた。



あたしの顔見るなり走ってよってきた。




「顔色悪いじゃない!羅夢ちゃん何かあったの?まさか慶介と?」




「いえ、違います。慶介の病気のことで......悪化してるんです。留まることを知らずに。あたしがしっかりしなきゃ......いけないのに......ふぇ.....でも...不安で不安で......怖くて...でもあたしが支えなきゃいけないのに......うっ...」