幸せの滑走路




昨日の慶介は弱々しく感じた。
初めて聞いた慶介の本音。




全部あたしが変わってあげることができたら、少しでも君は笑顔になれますか?




きっと無いだろうな。





大切な人を失う辛さはあたしが一番知ってる。





去年の秋あたしはこんな気持ちだった。



心に穴が開いたように、まわりの風景が霞んで見えた。






でもそこに差し込んだ一筋の光。





その光のおかげであたしは変われたよ。