幸せの滑走路




それから2人で曲を聞いた。
聞きなれた声。
隣で涙を堪える彼女にキュンとする。





あぁなんで俺が病気なんだよッ





病気じゃなきゃ......もっと幸せにできたのに。



もっと違う歌詞が書けたのに。



そしたら彼女は笑ってくれたのかな....





羅夢が今日は泊まると言い出した。





泊めて良いのか?
俺の理性は持つのか?



悩ましい選択........
でもこれも思い出。




羅夢が喜ぶならと思うと嫌とは言えなかった。