幸せの滑走路




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視界が真っ暗になって俺は意識をなくした。




目を開けると..........そこにはこれ以上無いくらい不安げな顔をした彼女がいた。




「羅夢........?」
朦朧(もうろう)とした頭で彼女の名前を呼ぶ。


ぱぁと明るくなった彼女を見て安心する。




あーあまた泣かせちゃった。





だから言いたくなかったんだ。




泣かせちゃうから。




だから嫌だったんだ。




こんな自分が。