「だから羅夢のことを歌にしたの。羅夢のこと考えながら。」
「嘘.......あたしのことなんか書かなくても........」
「嘘じゃないよ。好きな奴のこと書きたいんだょ悪ぃかよ。」
「.......悪くないけど.......もぅ歌えないよ。」
「何で?もぅ歌ってくれないの?」
「そんな寂しい顔しないで.....」
「するよ。そりゃあ。だってお前の歌なんか歌いたくねぇって言われたようなもんじゃん。」
「あ、そっか.....ごめんね....でもそんなつもりじゃないからっ。」
「いや、羅夢をからかっただけだから気にすんな。」
「からかった?」
「そう。歌えないって言うから。」
「ごめんね。」
ただ恥ずかしくなっただけなんだけど.....


