幸せの滑走路




「泣き止んだか?」
「うん。もう大丈夫。」




「そっか。じゃあ早く寝ろよ?クマだらけで見舞い来られちゃ困るからな。」


「なっ、ちゃんと寝るもん。慶介の声聞けたから。」



「そっかぁ。俺の声にはそんな力があるのか.....。」


「そうだよ。慶介の声はあたしを安心させるの。」




「すげーな。(笑)でも俺も一緒。」


「あたしの声もすごいね。」





「俺たちはすげーんだよ。」




「何それ。(笑)でもそうかもね.......。じゃあそろそろ寝るね。おやすみ。慶介.....」