幸せの滑走路







あたしは病室から飛び出た。
もうダメなのかなって。




誰かを責めることもできない。


夕暮れの道を泣きながら歩く。




帰ってすぐにベッドに潜った。



もう話してもくれないの?




そんなに知られたくなかった?



あたしに看病されるのが嫌?




あたしってそんなに嫌われてたんだ。





情けなさすぎて自然に笑えてきた。