「それにしても。」 アサが“よいしょ”っと言いながら自力で起き上がる。 「ヒサの独占欲半端ねぇよな」 確かに。 一緒に泳ぎたいんなら言えばいいのに。 レナちゃんの前ではヘタレ&独占欲丸出し男だな。 最悪じゃねーか。 「良く言うなら慎重。」 「悪く言うなら、ヘタレ。」 どうやらアサも同じことを思ってたらしい。 「なんかあっち騒がしくねーか?」 アサに言われて耳を澄ます。 確かに後ろのほうが騒がしい。 しかもこの騒がしさは“乱闘”っぽい。 俺は周りを見渡した。