「とりあえず、これ着たい」

あたしが持ってたのは、ピンクのふりふりレースの付いたビキニ。

「・・・・。」

ミズキは無言でどこかへ行ってしまった。

「?」

あたしは不思議に思いながらも、試着室へと急いだ。

試着室で足に痣がないかを見ると、消えていた。

おなかの傷も、ふさがっていた。

「よかった~」

「終わった?」

外から、ルイの声がする。

「うんっ」

シャッと、カーテンを開けるとみんな、なぜか呆けた顔をしていた。

ヒサは、顔をしかめ始めたし。