「幸せってどこにあると思う?」


俺はシエルに問う。


「見えないもの、二人でいたい、それだけなの」


「そう」と、俺は呟き、うなづいた。


「俺は、クリスマスに死ぬ運命なのかな」


「あなたは死なない」


「何で言い切れる?」


「クリスマスにわかる」


シエルは寂しそうに呟いた。