「ただの腐れ縁だって〜」




体操服に着替えて、なつとだらだら走り出す。




まだ一年生だから、先輩の目につかないようにコソコソ喋りながら走る。






-キーンコーンカーンコーン-







「おわったぁ!!!!!」




部活の終了を知らせるチャイムがなり、ランニング終了。




体操服から制服に着替えて潤を待つ。




「あれ?愛菜帰らないの〜?」




同じように制服に着替え終わったなつに不思議そうに聞かれる。




「なんか潤が迎えに来るらしいから待ってなきゃ。」



「そうゆうことかぁ・・・だったらさ!!!!」




なつが何かを思い付いたのかぱっと目が輝いている。




「男子の練習見に行こうよ!!!!」




「え〜体育館まで行くのめんどくさいじゃん〜」




体育館は校門から反対側にあるし・・・走り疲れたからなぁ〜




久しぶりにランニングをした私は足がガクガクしていたくらい疲れていた。




「いいじゃんかぁ〜ねぇ行こうよ!!!!」




「嫌だよ〜ここに来るって言ってたし・・・」




「お願いだよ愛菜!!先輩見れるかもしれないじゃん!!」




先輩・・・
ぁあ〜なつが片想いしてる人かぁ