加奈子は、少し落ち着いてもう一度可愛くパ~ンチと言いながら右拳を出した。
右腕がグ~んと伸びた。
鉄骨に、ガツーンと当たった。
加奈子は、自分の右腕が伸びたのに少し吐き気を覚えた。
鉄骨が、グラリと傾いた。
しかし、まだ鉄骨は崩れない。
加奈子は、狂ったようにパンチを連打した。
「パ~ンチパ~ンチパ~ンチパ~ンチ···」
加奈子の、可愛い声が響いた。
鉄骨は、グラグラしてとうとう倒れた。
加奈子は、鉄骨から足が外れて、そのまま尻餅をついた。
股を開いたまま、呆然とする。
紫のパンティが丸見えだった。
加奈子は、股間に湿り気を感じた。
え!ッと思ったが、どうやら失禁してしまったらしい。
足がガクガクしながらも立ち上がった。
失禁した事がばれてはまずい。
プーツから出ていたカッターは消えていた。
ブーツに裂け目が、あらかじめ付いているのに気付いた。
と言う事は、あれは私の足から、直接出てたのだ。
足からカッターが、出る女。
加奈子は、悲しくなった。


