お化け屋敷を出た俺と直は、廊下を逆方向へ歩き出す。 少しの罪悪感が、そうさせた。 それから、俺はまたやきそば屋の手伝いをした。 生徒に声をかけられて、体育館の劇を見に行ったり、 クレープを食べたりした。 俺の手には、まだ直の手のぬくもりが残る。 「いよいよ文化祭も終わりに近付きました。今からは我が校の生徒だけで、楽しみたいと思います。」 マイクからの大きな声が学校中に響く。 驚異的な売上を記録したやきそば屋の後片付けをする生徒。 鉄板を運んでいた俺と男子生徒は、急いで運動場へ向かう。