「先生、これが限界だよ。ちゃんと漂白剤で洗濯するんだよ!」 直は、何度もお湯の染み込んだ布で、俺のしみをふき取ってくれた。 「はい…わかりましたぁ。でも、漂白剤入れたらちゃんと取れる?」 落ち込む俺。 直にもらったジャージ。 直が『一番似合うよ』て言ってくれた白いジャージ。 だからぁ、俺は黒いジャージを着るつもりだったのに。